2017/04/27

地盤調査その1






昨日は2件の地盤調査を行いました。地盤が良いほうが稀ないわき市、毎度祈るような思いで調査立ち合いです。敷地周辺の条件や近隣の住宅、道路の状態などからある程度予想はつけるのですが結局は掘ってみないと確定はできないわけで。

地面ばかり睨んで凝り固まった首を持ち上げたら桜発見。パノラマビューに素材ひとつ増えたのは良い知らせ。


2017/04/25

境界








【中央台の家】過去さかのぼり現場レポ第三弾。木工事に取り掛かり外部との境界をつくる過程で目にする空が好きです。それはむき出しの材に切り取られた青だったり、ガラスにさえぎられることのない雲だったり。

やがてサッシが入り外壁が張られ外との境界は明確になるけれど、ゆるやかにつなげたいあいまいブルー。




2017/04/24

さんかく登り梁





にょきにょきと地から突き出る柱を植え終わって建て方2日目、その頭をつなぐように梁をかけてゆきます。番付け=ナンバリングされた材が順序良く整列させされ出番待ち。










【中山の家】は三角屋根。頂点部を境にシンメトリーな妻側といい、軒を出さずにフラットな面で構成した桁側といい、なんとなく積木の印象があるのです。正しい家のかたちと言うのかな、なんとなく安心するかたち。

軒を出さずに、と前述しましたけど夏場の直射日光を遮り冬の日差しは届けるしつらえはもちろん組んであるのよ。太陽と風に素直なたてもののかたちとすることはパッシブと声高に言うまでもない基礎の基礎。




2017/04/20

長い屋根








【中央台の家】過去さかのぼりの現場レポ、第二弾。ガルバリウム鋼板立平葺きの生地仕上げ、シンプルな片流れの屋根は長いところで15mもあるのです。一般的なヴォリュームの住宅の2倍ともなる長さの理由は中庭を屋根で囲んでいるから。
この敷地は外壁後退制限のある地域で、隣地から1m以上外壁を離す必要があります。必然的に生まれる建物周囲の空地をさらに塀で囲むのではなく、外壁と屋根でゆとりのある境界をつくりだすコートハウスを計画しました。

プライバシーを保たれる中庭、前の家の外壁を見ることのない暮らしなどゆたかな空間を得られることはもちろんのこと、フェンスなどの外構工事が削減できてコスト軽減!と言いたいところですが、ま、そのぶん建物ヴォリュームは大きくなるのでいったりきたりかな。


2017/04/19

ワイナリー視察








クライアントと新潟のワイナリーへ視察に行ってきました。広大な敷地に広がる一面のぶどう畑。ワイナリーをはじめレストラン、ベーカリー、チーズやドライフルーツ・スモーキーな香りただようソーセージ。そしてずらりと棚を埋め尽くすワイン瓶たち。敷地内には物販店やスパにサロン、宿泊施設まであり圧倒される規模の一大観光ワイナリー農園でした。

美味なる食事をワインと共にいただきながら、これからいわきに広がるワイナリー事業への夢を語りあい、まさに芳醇な時間を過ごし設計への士気もいっそう高まりました!








2017/04/17

本日建て方




昨日の日曜日はあたたかでしたね。花見には最高の日、と朝からお弁当をこしらえてイソイソと河川敷まで歩いていったら満開の桜に人・人・人。驚くほどたくさんの人々が河川敷の桜を愛でようと散歩に来ていたのでした。皆考えることは同じなのね春の風に誘われて冬眠から覚めてきたのね。







一転曇り気味の今日ですがやわらかな空気はもう春を確信【中山の家】建て方です。べた基礎を地面と見立てれば、つくしんぼのようににょきにょきと柱が伸びてゆく様子はこれまた春の気配のよう。
1階の家族室を2階フロアが取り囲み、その2階高さがうんと低いので何とも面白い建て方空間です。





2017/04/15

フレーム教示






緩慢なブログ更新に対し現場は順調に進んでいました。木工事に突入した【中央台の家】少しさかのぼりながらの現場レポ。まだ外壁下地がないフレームの状態、連続した登り梁がリズミカルで美しい。

仕事がら建て方の風景を見かけるとつい視線が向かうのですが、このフレームの状態って自社に関わらずどの家も面白いと感じるのです。それが屋根が上がり外壁が張られてゆくうちにいつの間にやら視界に入らなくなってゆく。良くも悪くも「日本の普通」に消えてゆく。そうして全国どこへ行っても同じ家同じ町同じ景色が綿々と連なってゆく。

風景に消えるのではなく馴染む建物を築いてゆきたいものだなぁ、フレームのいっとき毎度思うのです。


2017/04/14

お引渡し






透きとおった水色のそら。うすピンクの満開の花びら。
やっと!春めいた陽気となった本日【和具の家】お引渡しいたしました。

何棟手掛けても慣れません、ご挨拶を終えて去る間際の哀愁とも郷愁とも似た思い。もう「うちの建物」ではなくなった「家」に別れを告げ、満面の笑みのご家族に手を振られ見送られ。散り急ぐ花びらにも後押しされているかのような4月14日。



2017/04/13

春の気配









室内にいればあたたかな日差しに反して風強し。咲き誇る桜に反して気温低し。
今年の花見は道すがらで終わってしまいそうな気配です。悲しい。

【中山の家】既存建屋の解体から着手して、基礎工事・足場組・土台入れと順調に進んでいます。来週はいよいよ建て方。お天気に恵まれますように。春の突風に見舞われませんように。欲しがったり遠ざけたり人間て我儘なものです。


2017/04/12

中山の家





「はじめまして」のご依頼は新築ではなくリフォームのご相談でした。
築40年となるご実家は震災の影響もあり、また法的要件など諸々の事情により増改築が難しいと思われ、しかし新築工事に切り替えるには予算が最大の難関。打合せを重ね重ね、よし!いける!と合致した時には建主ご夫婦と手を取り抱き合わんばかりの嬉しさ。

予算という明確な限界を前にしてそれでもあきらめずに来られたのは、クライアントの全幅なる信頼と、それに応えたいと強く思ったから!なんて言うとかっこよすぎですけどこれに尽きるのです。建物に対する予算配分の考え方も足並みを揃えることが出来、ズレなく、踏ん張れたのは互いの信念と相性所以だと感じる設計期間でした。
実はもう着工している【中山の家】いい家になりますよ。





2017/04/11

黒板遊び






谷川瀬SHOP&DESIGN-ROOM/フロント改装で設けた門型のフレーム、実は構造的な目的もあったりします。
単なる構造耐力壁とするのも芸がないので黒板塗装をかけブラックボードウォールとしました。
先日の1DAYイベント/Cabinetでは告知板として初めて活用。チョークでカリカリ描くのが楽しくて、私もお絵描きしたいとまとわりつく次女を「これもお仕事!」と遠ざけながら黒板独占。らくがき好きだわー。
次回のCabinetは6/11予定。そろそろフライヤー作らねば。




2017/04/10

Thanks Open House





























2017,4/8,4/9
【和具の家】完成見学会、ご予約ご来場いただいた方々ありがとうございました!
間口のながーいこの家の端から端まで往復し続けた2日間。たくさんのお話をできて楽しかったです。
次回のオープンハウスは梅雨時期に予定しております。


2017/04/07

明日はオープンハウス







次女、一年生になりました。入学式を終え、今日は初登校日。
あんなにちいさかったのにひとりでランドセル背負って振り返らずに進む後ろ姿に、朝から号泣。
人生という長い道のりを私の手から離れ歩き始めた背中に、嬉しさよりも猛烈な寂しさで号泣。

長女を授かった時から今に至るまでわたわたと子育てごっこしているように過ぎた約10年間。親たるや!育児たるや!!なんて恐れ多くて言えませぬ。偉そうに子供たしなめた後で人の事言えんなぁと自分の行い態度を思い返し、つまらぬことで強く叱りすぎて自己嫌悪になったり。泣き、笑い、愛おしさ、ぬくもり
10年間、ゆっくりと親のきもちを育ててくれた娘たちにありがとう。






感傷的で涙腺ゆるんだ状態で迎えるオープンハウス
そうも感傷的でいられない【悲報】オット、ギックリ腰やってしまいました。
一般的な住宅の2倍はあろうかという大きな家を私ひとりで案内することになりそうです。
行き届かない点あるかと思いますが何卒ご容赦くださいませ・・・
皆さまにお会いできること楽しみにしております。お気をつけてご来場くださいませ!