いわきワイナリーガーデンテラス
本建築が「第37回福島県建築文化賞」にて優秀賞を受賞いたしました。
2020年12月に当ブログでご報告しました「令和2年度全国日事連建築賞」での受賞に続く大変栄誉ある評価をいただけたこと本当に嬉しくありがたく、更なる研鑽を積む思いです。
本建築に限らず、建築主をはじめ様々な方に支えられて建築に向き合ってきました。日々、学びと失敗と、反省と向上の積み重ねです。
お仕事がまるで無かった若りし頃、私たち夫婦は二人で色々なところを見てまわりました。外国とか大層なことではなく、海辺の集落や山間部の蔵や近県の街並みなど淡い日常を追い求め、心惹かれる理由を探したりしました。仕事が軌道に乗り始め出張があれば、必ずその地で建築や空間を探して回りました。名だたる建築家はもちろん無名有名問わず様々な建築・空間を穴が開くほど見て、体感して、たくさんの学びを得ました。具現化するには学び以上の難関困難があり産みの苦しみは毎度のことでした。
どうすれば地に根付くような建築を生み出せるのか。心に響く空間をかたちにできるのか。狂おしいほどの建築に対する思いは枯渇することがありません。
気づけば中年と呼ばれる年齢になりましたが、精神は一層の向上を求めて止まないことに喜びを感じます。それもこれまで沢山のクライアントに受け入れ信頼していただき、共に「かたち」にしてこれたからなのだと思いが巡ります。この場を借りて感謝の思いを皆様へお伝えするとともに、これからも精一杯全力で建築&デザインを楽しんでいきたいと思います!
■福島県建築文化賞
■受賞作品【いわきワイナリーガーデンテラス】福島県いわき市
■令和2年度日事連建築賞