10月も下旬とは思えぬ陽気です。大工さんも大量の汗をかきかき【和具の家】3日間にわたる建て方を終えました。
通常の一戸建て住宅ではレッカー車を要する建て方は1日。多くても2日。
それが3日間まるまるかかったのですから大きなおうちです!
木造では柱や梁に「番付」というナンバリングをするのですが、古式ゆかしくいろは歌によって印がつけられます。
X方向はいろはにほへと・・・と、柱の列に沿ってナンバリング。
地上階の間口が広くなればなるほどいろは歌は連なる訳ですが、だいたい「いろはにほへとちりぬるをわ」の13列あたりまで。多くても「つ」の19列かしら?
しかし今回の和具の家ときたら「いろはにほへと・ちりぬるを・わかよたれそ・つねならむ・うゐのおくやま・けふこえて・・・!」さあ数えてくださいな。住宅でここまで長いのは初めてです。
ほぼ平屋のつくりで、敷地も間口広く細長いゆえに生まれた番付いえど、連なる登り梁は圧巻です。完成は来年の春。ゆるりと着実に進めてまいります。